試合結果詳細

第37回千葉県草野球大会 予選A面ブロック 第2戦（3チームによる総当たり戦）
お相手は、前回大会覇者で連覇を狙う千葉西部リーグ野球連盟代表のドランカーズさん。
同じく予選1勝同士の対決となるため、勝てば進出が決まる決勝をかけた大事な一戦です。

【試合内容】
1回表、強風の中ジークロートの先発マウンドにはテンポの良い投球が魅力の渡部周。初回からエンジン全開で変化球やストレートのコンビネーションで2三振を奪うなど、三者凡退で危なげない立ち上がりを見せます。

1回裏、ファイアーマン1番早川匠が好調を維持するセンター前ヒットで出塁しすかさず盗塁を決めると、つづく2番東條がなんなく送りバントを決め1死3塁。先制の大チャンスでクリーンナップを迎えますが、速球派の相手投手の前にことごとく打ち取られ無得点…。好機で得点を奪えずに嫌な展開となってしまいます。

3回裏、渡部周の好投に応えたい打線は、2死から再び1番早川匠がセカンド横を抜けるライト前ヒットで出塁すると、すでに本日2つ盗塁を阻止している相手強肩捕手から隙をつくディレードスチール！！早川匠の好判断、好走塁により2死2塁のチャンスを作り、打席にはクラッチヒッター2番東條。速球に対しコンパクトにバットを振り抜くと、打球は1塁線を破るタイムリーヒット！！アラフィフのベテランだと誰が想像できるか…東條の素晴らしいバッティングによりチームに待望の先制点をもたらします！！

5回表、援護をもらった渡部周ですが、1死からレフト前ヒットを浴びこの試合初安打を許すと、盗塁、ワイルドピッチなどで2死2塁とピンチを迎えます。なんとか踏ん張りたいところですが、粘られた末にフルカウントからアウトローのストレートを完璧にセンター前へと運ばれてしまい同点…。試合を振り出しに戻してしまいます。

しかし、今日のジークロート打線は一味違う！
5回裏、先頭の扇の要7番荒井がショート強襲の内野安打を放つと、バッテリーミスや四球なども絡み、2死1、3塁。ここで打席には、本日絶好調男1番早川匠！「もうストレートしか来ないと思った」と、勘までも冴え渡り、狙い通り相手のストレートを完璧に捉えた打球は、あらかじめ後方に守っていたレフトをはるかに超える2点タイムリースリーベースヒットで3-1！！追いつかれたあとすぐさま勝ち越しに成功し決勝進出を手繰り寄せます！久々に参戦し大活躍を見せる早川匠に対し、大盛り上がりのベンチからは感謝と敬意を表し合唱ポーズで早川匠を讃えました！！（笑）

6回表、再び援護をもらい守備につくジークロートは、マウンドの渡部周がピリッとせず、先頭に四球を与え無死1塁。打順が1番に返り好打者を迎えると、放たれた打球はライトの前に落ちそうな小フライに…。強風が吹き荒れる中、誰しもがヒットだと予感したその瞬間！セカンドの鈴木が背走していき、倒れ込みながら見事スーパーキャッチ！！鈴木は、1塁走者が飛び出しているのを見ると、倒れこんだ体制から素早くツーバウンドのストライク送球を披露し、なんとダブルプレーに！！ピンチが一転し、渡部周を助けるスーパープレイでチームにも勢いを与えてくれました！！鈴木のファインプレイで喝をいれられたのか、渡部周は後続をしっかり打ちとり、無得点で切り抜けます。

6回裏のジークロートの攻撃が終了した時点で、時間切れにより3-1でゲームセット。
終わってみれば、渡部周は、6回被安打2奪三振8与四死球2失点1の完投で見事勝利を収め、決勝進出を決めました！！

【総括】
相手の豪速球投手の前に、打線がなかなか捉えることができず苦しい展開となりました。そんな中、口火を切った東條のタイムリーや、決勝打を含む猛打賞の早川匠の活躍などで痺れる接戦を制することができました。渡部周の粘りのピッチングもさる事ながら、セカンド鈴木のスーパープレイが勝利を呼んだことは言うまでもありません！最後まで集中力を切らさずに声をかけあってチーム一丸で戦った素晴らしいゲームでした！！これで予選Aブロック1位通過しとなり、Bブロック勝者との決勝へと進みます。1日で3試合をこなすハードなスケジュールにはなりますが、優勝まであと一歩！気合を入れていきましょう！！