試合結果詳細

【ブラックバード、新ユニフォーム飾れず！颯音まさかの乱調7失点】
新ユニフォーム配布日とあって、いつもより参加者で賑わったブラックバード。だが、記念すべき一戦は白星で飾れなかった。先発の颯音がまさかの乱調で序盤に大量失点、打線の猛追も及ばず惜敗を喫した。

【先発・颯音、岩崎のアドバイスも実らず】
この日先発のマウンドに上がった颯音は、ブルペンでの調整段階から調子が上がらない様子だった。岩崎からアドバイスを受ける場面も見られたが、最後までフォームが安定せず、球威も不足。試合が始まると、その不安は的中する。初回から相手打線に連打を浴び、制球もままならない。結局、3回までに7失点を喫し、無念の降板となった。チームの期待を背負ったエースの誤算が、序盤の苦しい展開を招いた形だ。

【今季初登板・健太、渋い投球で存在感】
颯音の後を継いでマウンドに上がったのは、今季初登板となる健太だ。持ち球は直球とチェンジアップのみという、横変化に頼らない異色のピッチングスタイルが特徴。散髪して少し髭も生え、渋みを増したその風貌通りの粘り強い投球で、チームの窮地を救った。失点こそあったものの、初登板ながら「楽しかった」と語るなど、堂々としたマウンド捌きを見せ、今後への期待感を抱かせた。

【攻撃陣、新ユニフォーム初安打は敬介 伝統芸の流し打ち炸裂】
一方、ブラックバードの攻撃陣では、新ユニフォームでの初安打を敬介が記録した。もはや彼の「伝統芸」とも言えるライト線への流し打ちはこの日も健在で、本人も「あのバッティングできたら、もう今日の仕事は終わり」と、タバコを吹かしながら満足げに振り返った。チームに勢いをもたらす一打だったが、中盤まではなかなか打線が繋がらず、反撃の糸口を掴めずにいた。

【5回に猛追で2点差まで肉薄 金子の三塁打】
劣勢ムードが漂う中、ブラックバード打線は5回にようやく爆発する。連続安打で繋ぎ、最大8点差まで開いていた点差を2点差まで一気に詰め寄る猛攻を見せた。この回、金子がセンターオーバーの痛烈な三塁打を放ち、まさに反撃の狼煙を上げる一打となった。
だが、この金子の快打の裏で、グラウンドのすぐ隣で行われていた少年野球でもレフトオーバーのスリーベースが飛び出し、ベンチのほとんどの選手が金子の打球を見逃してしまうという、思わぬ競演となった。ちなみに 金子より少年の方が三塁に早く到達していた。

【あと一歩及ばず、初勝利はお預け】
土壇場で相手チームをあと一歩のところまで追い詰めたが、試合時間の関係で無情にもゲームセット。相手打線が一枚上回った状態で試合終了となった。新ユニフォームでの初勝利は次回にお預けとなったが、随所に光るプレーも見られ、今後のブラックバードの戦いに期待が持てる一戦となった。